異性に対する行動は、とにかく慎重に

弁護士に聞きました!合法と違法の境界線

どこからセクハラに変わる?

セクハラは行為の内容そのものだけでなく、当事者の間に横たわる人間関係が絡んでいてなかなかに難しいというのが、いくつかの事例をそばで見た実感だ。行為自体はたいしたことでなくとも、セクハラとして大きく騒ぎになることもあれば、それはちょっと…と思えるようなことでもお咎めなしで済むこともある。

セクハラは当然、受けた本人が不愉快であれば行為の大小とは関係なく、セクハラと呼ばれるもの。相手の気持ちを推し量る必要が出てくる。

私の身近であった事例では、背中を指でつついて「ちょっと」と声をかけた人がセクハラとして訴えられた。普通であれば大したことではないのかもしれないが、確かに異性からされて気持ちのいい行為ではないだろう。また、訴えを聞けばその一度きりで訴えたわけではなく、ずっと我慢していたと言う。溜まりに溜まった叫びということだ。
果たして最初から「これは不愉快です」とサインを出していたのか。それを見逃した故の訴えだったのか。

騒ぎが進む中、最初は不愉快とは思っていなくとも、その人との人間関係が悪化した場合、後からあれもこれも、と訴えられる可能性もあるのでは?と心配になってきた。

それ以来、異性に対する行動は、とにかく慎重に、というのが私の中のルールとなった。いつ気持ちが変わり、不愉快な事となってしまうかわかったものではないからだ。